単純否定は、意志の入らない否定を表します。
(なんで おまえは たべないの)
(彼は 血糖値が高いから、甘いものは 食べないよ)
〇単純否定の過去形は「あん」「ん」を「っだん(-ddan)」に変えて作ります。「にゃーん」「みーん」の過去の形はそれぞれ「にゃーっだん」「みーっだん」です。意志否定には過去形は作れません。
(私は いかなかったけれど、彼は 行った)
〇「ふぁう(fau)(食べる)」の単純否定は、「ふぁわん(fawan)」ではなく、「ふぁーん(faan)」になります。
〇「うむー(umuu)」「そぅる(suruu)」は単純否定は「うむあん)umuan」「するあん(suruan)」ではなく、「うむーん」「そぅるーん」となります。
意志否定の形は意志の形である「あでぃ(-adi)」「でぃ(-di)」に「あん(-an)」「ん(-n)」がついて規則的に変化したものです。「ふぁう(fau)」の意志否定は「ふぁわじゃー(fawazyaan)」でなく、「ふぁーじゃーん(faazyaan)」になります。
意志否定には、「じゃーだかー」という条件形もあります。
(私は 行かない)
(あなたが 行かないなら 私も 行かない)
(私は まだ 孫は いない)
(そういう 言い方は ないね)
(時間が ないから すぐ でかけよう)
(あれは 学校だ、役場じゃない)
(赤く ないから とったら だめ)
(私は 行きたくない)
(夫を 持たずに(=結婚せずに)いつまでも 家に いたい)